日々の営業活動の中で、「もっと効率よく動けたらいいのに」「お客様との会話にもっと時間を割きたい」「お客様とスムーズに信頼関係を構築したい」と感じたことはありませんか？
最近では、AI（人工知能）を活用して、営業の質やスピードを高める動きが広がっています。
とはいえ、「AIって難しそう」「結局、専門の人じゃないと使えないんじゃ…？」と敬遠している方も多いかもしれません。
でも実は、営業の現場で“個人レベル”でもすぐに使えるAIが、今はたくさんあるんです！
今回は、一営業マンとしてできるAIの活用方法をご紹介します。
商談前の情報収集をAIに任せる
営業において「相手を知る」ことは基本中の基本。でも、忙しい中で企業情報や提案先の担当者を調べたり、業界のトレンドを押さえたりするのはなかなか大変ですよね。
そんなときに役立つのが、ChatGPTやBardなどの対話型AIです。
企業名や業界を入力するだけで、簡単な概要や業界の話題をまとめてくれます。資料作成の下調べにも使えるので、事前準備の時短になります。
例：
「株式会社○○の事業内容と直近のニュースを教えて」
「株式会社○○の△△社長について教えて」
と入力するだけ。
AIに聞く際は、対象となる企業のホームページＵＲＬも合わせて入れると、より正確な情報を提供してくれます。
メール・提案文をAIで時短＆洗練
商談後のフォローメールや提案資料の文章に悩んだ経験、ありませんか？
AIは、こういった文章作成の補助にも大活躍します。
伝えたい内容をざっくりと入力すれば、丁寧な文章に整えてくれるので、誤字脱字も防げてヒューマンエラー防止にもつながります。
また、複数パターンを提案してくれる機能もあるので、状況に応じて使い分けも可能です。
お礼メールや謝罪メール、依頼メールなど、文章作成が苦手な方は、積極的に取り入れるのをおすすめします。
お客様のニーズを“見える化”する
営業活動での重要なスキルのひとつが、「このお客様は何に困っているのか」を見極める力。
これもAIを使えば、ある程度の仮説を立てることができます。
たとえば、過去のやり取りのメール内容やヒアリングメモをAIに読ませると、そこからキーワードを抽出し、「このお客様は○○に興味がありそう」と示唆してくれることも。
情報整理や振り返りの手間をAIに任せることで、より深い営業トークに集中できます。
ルーティン作業はAIで自動化
日報の作成、案件の管理、リマインド設定…営業活動には、地味だけど時間を取られるルーティンがたくさんあります。
ここもAIや自動化ツールを活用すれば、大幅に効率化できます。
たとえば、会話内容を音声入力でメモし、それをAIが自動で要約してくれるアプリも登場しています。
また、CRM（顧客管理ツール）と連携すれば、データ入力もワンクリックで完了するケースも。
自分の“営業スタイル”をAIで分析する
最後におすすめなのが、自分自身の営業活動を振り返ること。
「どの商談がうまくいったのか？」「どの言い回しが響いたのか？」といったことを、AIにまとめてもらうことで、自分の強み・弱みが可視化されます。
最近では、録音した商談内容を分析し、トーンや話す速度まで数値化してくれるツールもあります。
まさに“相棒”のように、自分をサポートしてくれる存在です。
まとめ｜AIは最高の相棒
AIを活用する営業と聞くと、なんだか大げさに聞こえるかもしれませんが、できることは意外と身近で、しかも効果的です。
人を相手にする営業の現場でも、これからの時代にＡＩの活用は必須です。
・情報収集はAIに任せて時短
・メールや提案文はAIで洗練
・お客様のニーズを整理
・ルーティン作業を自動化
・自分の営業を見直す材料に
「まずはChatGPTを開いて、明日のアポ先を調べてみる」──そんな小さな一歩から、AI営業は始まります。
AIを“最高の相棒”として使いこなすことができれば、営業の可能性はもっと広がっていくはずです。
日々の作業を効率化し、よりお客様との信頼関係を構築するための時間を増やして、大きな営業成績を勝ち取りましょう！
