信頼される人はここが違う!営業に効く誠実力と共感力

  • URLをコピーしました!
目次

なぜ、あの人は自然と信頼されるのか?

同じ商材、同じ価格、同じ資料。にもかかわらず、「あの営業マンには安心して任せられる」と言われ、次々と契約を決めていく人がいます。

その違いを生むのは「人間的な信頼感」です。

多くの営業マンは、トークスキルや資料の完成度に目を向けがちですが、実はお客様が最も重視しているのは、
この人は信頼できるかどうか

では、信頼される営業と、そうでない営業。その差はどこにあるのでしょうか?

答えはシンプルです。
それが誠実力共感力

本記事では、この2つの力が営業にどれほど重要かを解説し、信頼される人に近づくための具体的なヒントをお届けします。

営業に必要な「人としての信頼感」とは

現代の営業現場では、単にモノを売るだけでは成果が出にくくなっています
商品情報はネットで簡単に調べられ、比較される時代。
そんな中で、最終的にお客様が選ぶのは、「誰から買うか」です。

つまり、営業における最大の武器は、
人としての信頼
そして、その信頼は短時間で勝ち取るものではなく、日々のやりとりの中で少しずつ積み重ねられていきます。

では、その信頼を支える2つの土台となる要素が、誠実力共感力なのです。

誠実力とは?:言葉と行動を一致させる力

誠実力とは、「嘘をつかない」といったわかりやすいものだけではありません。
それ以上に大切なのが、言葉と行動が一致しているかどうかという一貫性です。

たとえば、

  • 「明日中に資料を送ります」と言って送らない
  • 「〇〇の件、確認してご連絡します」と言ったのに音沙汰なし
  • 営業中は低姿勢なのに、契約後は対応が雑になる
  • 提案を断った途端、急に態度が冷たくなる

こういった行動は、顧客の信頼を一瞬で失います。

逆に、特別なことをしなくても、
「言ったことを守る」「約束を忘れない」「ごまかさない」
それだけで、この人は誠実だという評価に変わるのです。

誠実力を高める3つのポイント

  1. 小さな約束を守ることを習慣にする
     →「〇時に電話します」「送ります」と言ったら、必ず実行。
  2. 言いにくいことも、きちんと伝える
     →メリットだけでなく、リスクも率直に話す姿勢が信頼に。
  3. 自分の都合ではなく、相手軸で行動する
     →「自分の数字」ではなく、「お客様の利益」を優先する判断を。
  4. 嘘をつかない
     →自分の都合のよくなるように嘘をつかずに、顧客と向き合う姿勢を持つ

共感力とは?:相手の立場に立って感じ、応える力

営業は、「論理」よりも「感情」で動く場面が圧倒的に多い仕事です。
共感力とは、単に「うんうん」とうなずくことではなく、
相手の背景や状況、感情を受け止めたうえで、寄り添った対応ができる力です。

共感力がある営業は、お客様からこんな風に思われます:

  • 「この人、自分のことをちゃんと理解してくれている」
  • 「話しやすくて、相談できる」
  • 「気持ちをわかってくれて安心する」

それだけで、信頼関係は一気に近づきます。
「顧客の立場に立って考える」だけでなく、顧客に伝わるまでがセットです。

共感力を高める3つのポイント

  1. 相手の背景や文脈を理解する意識を持つ
     →「なぜその発言をしたのか」「何に困っているのか」に興味を持つ。
  2. 反応を正解で返そうとしない
     →アドバイスよりも「そうだったんですね」と共感を先に伝える。
  3. 自分の枠をいったん外す
     →「普通こうでしょ」ではなく、「この人にとってはどうか?」で考える。

誠実力×共感力が揃うと、営業は自然に売れる

誠実力だけが高くても、事務的で冷たい印象になる。
共感力だけが高くても、親しみはあっても頼りない人に映る。

でも、この2つが掛け合わさると…

「この人は私のことをちゃんと考えてくれている」
「ちゃんとやってくれると信じられる」
という、最強の信頼感が生まれるのです。

そして、その信頼は売り込まなくても売れる営業をつくります。
あとは、製品知識や提案力を磨くだけです。

実際の営業現場でも… 誠実&共感が効いた成功事例

事例:クレーム対応から紹介獲得につながったケース

ある営業マンが、納品ミスで顧客からクレームを受けた。
即日謝罪に駆けつけ、状況を丁寧に聞き取り、関係者全員に真摯に対応。

最終的に、顧客の信頼はより深まり、
「君なら他の部署にも紹介したい」と別案件につながった。

  • 「ごまかさない」「相手の立場で考える」=誠実力&共感力の合わせ技。

今から実践できる「信頼される営業」の習慣づくり

  • 毎朝、「昨日交わした約束」をメモで見返す
  • 顧客との会話中に「正しい答え」よりも「気持ちの理解」に集中する
  • 商談後、「この一言、どう受け取られただろう?」と振り返る
  • 顧客との約束をタスク管理して漏れないようにする

こうした小さな習慣が、誠実さと共感力を育て、
あなたの営業としての魅力=人間力となっていきます。

まとめ:「売る」より「信じてもらう」を大切に

営業において最も強い武器は、商品知識でもプレゼン技術でもなく、
「この人は信じられる」という評価です。

そしてその信頼をつくるのが、
誠実力=ブレない態度
共感力=相手に寄り添う姿勢

この2つを育てることが、あなた自身を「信頼される営業」へと成長させてくれます。
結果的に、売上も、リピートも、紹介も、自然とついてくるようになります。

明日の商談から、「誠実に」「共感を持って」向き合ってみてください。
きっと、顧客の反応が少しずつ変わってくるはずです。

あなたの営業スタイルを変える「誠実力」と「共感力」
ぜひ人間力を上げていきましょう。

役に立つと思ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次